食卓には欠かせない、煮物野菜の定番！
しっかり耕してきれいなダイコン作りにチャレンジ！

ダイコンといえばやはり冬場の煮物やおでん料理が定番ですが、品種改良が進み、ほぼ１年中栽培可能となり季節を問わず自宅で食べられるようになりました。

30cmほどの青首ダイコンが一般的ですが、漬物におすすめの白首ダイコン、使い切りサイズが魅力のミニダイコンの他にも、表皮が鮮やかなカラフルダイコン、辛さがおろしにぴったりの辛味ダイコンなど、蒔き時期や形・色もさまざまです。

色々な品種を作ってみて食べ比べも家庭菜園ならではの楽しみですね！このページでは家庭菜園で作りやすい「秋まき栽培」について、ご紹介します。

科名アブラナ科

生育適温幼苗期28℃、生育初期24℃ほど、生育後期17〜21℃

株間25〜30cm
（ミニダイコンは品種により変更してください）

播種量10アールあたり4〜6dl（14,000粒〜30,000粒）

ダイコンよくある失敗 どうすれば？

太く、長くならない…

種まきの時期が遅かったことが原因と考えられます。

ダイコンは発芽後に一定の寒さにあうと花芽ができ、それ以上太ることができなくなります。

品種によって異なりますが、秋冬穫りのダイコンの一般地での種まき適期は8月下旬〜9月中旬です。

「また根」になった！

土の中の硬いものや、未熟な堆肥から発生するガスや熱で根が傷み、生長点が割れてしまいます。

種をまく前によく耕し、石を取り除きましょう。堆肥も完熟のものを施します。

「また根」になってしまっても、ダイコンの味は変わりませんので、ユニークな形を楽しんでみてください♪

スが入る・・・

根に起きる異常で、ダイコンの根の内部が白くスポンジのようになります。
内部の細胞が老化することで発生します。
収穫が遅れた場合に発生することが多いため、収穫が遅れないようにこころがけましょう！

また、肥料が多すぎたり、高温期の生育が旺盛な場合もス入りしやすくなると言われていますので、多肥や早まきは要注意です。

ダイコンは土作りが特に大切な野菜です。
作土層は深いほどよく、目安としては最低40cm〜50cm以上を目指し、しっかり耕しましょう。

堆肥を施す場合は、完熟たい肥を用いてください。
酸度調整のために苦土石灰は１平方メートルあたり100gほどと、
化成肥料（N:P:K=8:8:8）は１平方メートルあたり150gが目安です。

元肥は１週間前までには施し準備しておきましょう。

ダイコンの発芽適温20〜25℃

育苗すると「また根」になるため、畑に直まき栽培しましょう。

たねまき

点播きがおすすめです。

１か所あたり4〜5粒たねまきをし、1cmほど土をかぶせます。

うね幅：60cm（二条蒔きの場合90〜120cm）

間引きはふたば〜本葉1枚目の時に１回目を行い、3本にします。
ふたばの形がハート型のものを残してあげましょう。

２回目は本葉2〜3枚目の時に２本にします。

最終は本葉6枚のころに、生育の良いものを残して１本立ちにします。

体長は1〜4mmと小さく、芽や葉・茎に群がり、植物の汁を吸い生育を妨げます。
植えつけてからは定期的に噴霧器やスプレーで消毒し、食害を防ぎましょう。

育苗（定植）時にオルトラン粒剤やアクタラ粒剤などの粒剤タイプの農薬をまくと、 アブラムシがつくのを防いでくれます。
植えつけてからは定期的に噴霧器やスプレーで消毒し、食害を防ぎましょう。

冬以外はほぼ年中発生し、どんどん葉を食い荒らすやっかいものです。

育苗（定植）時にオルトラン粒剤やアクタラ粒剤などの粒剤タイプの農薬をまくと、 アオムシがつくのを防いでくれます。
植えつけてからは定期的に噴霧器やスプレーで消毒し、食害を防ぎましょう。 また、防虫ネットの使用もアオムシ予防に役立ちます。

葉の表面に乳白色の斑点が生じるのが特徴です。ひどくなると白色の部分が拡大します。
またその後、根にわっか状の黒い病斑ができる「わっか病」を引き起こしてしまいます。
病気が発生・拡大する前に、予防的に消毒を行うのがおすすめです。

追肥は2回目と3回目の間引きのあとに様子を見て行います。化成肥料（N:P:K=8:8:8）を１平方メートルあたり50gを目安に施肥します。
同時に土寄せと中耕を行うとよいでしょう。


よく太ったものから順に、根元を持ってゆっくりと引き抜き収穫します。