里芋について
マレー半島原産で、高温多湿な気候を好みます。夏の暑さには強いのですが、冬の寒さには弱く、霜が降りるとすぐに葉が傷んでしまいます。収穫は
その前に終わらせましょう。
独特のねばり気と、それに含まれる栄養成分が豊富で人気の野菜です。
ねばりの違いについて
里芋は、品種により粉質、粘質などの肉質や色、子芋・孫芋・茎など、食べる場所が異なります。 それぞれの品種に最適な調理をすることで最大限おいしさを楽しめます!
粘質系の里芋
とろろはもちろん!短冊切りにして触感を楽しむ粉質系の里芋
通称「ヤマノイモ」。モチモチと粘りが強く掘り出しやすいこだわりの品種
粘りはナガイモ群とツクネイモ群の中間!関東で人気の山芋です石川早生
子・孫・ひ孫まで食べられる
大野芋
秘蔵の伝統品種!
三河丸芋
甘くてもちもちした品種
蓮葉芋
甘みと粘りが自慢
絹ひかり
絹のような舌触り
赤芽大吉
親はホクホク子はもっちり
セレベス
虜になる食感
八ツ頭
おせちで有名なホクホクの縁起芋
栽培のポイント
芽だし
畑に直接植えてもよいですが、芽出しをすると発芽が早く、そろった生育が できます。芽を上に向けて植え付け、水をたっぷりやります。その上を穴をあけたビニールで覆い芽だしを行います。
乾燥を防ぐ
里芋は乾燥が大の苦手なので、土が乾燥しないよう、ワラを敷いてマルチがわりにします。ビニールマルチだけだと温度が上がりすぎて枯れることがあります。特に乾燥するときは、早朝か夕方にたっぷり水やりをします。
肥料切れに注意
乾燥や肥料切れなどのストレスがあると辛味を生じやすくなります。マルチやワラを敷くなど乾燥しにくいようにしましょう。
よくあるご質問
収穫時期はいつ?
収穫時期は葉の緑が黄化し始め、葉が少したれる晩秋です。掘り遅れると品質が低下し、腐りやすくなります。収穫が近づいてきたら葉身をあらかじめ刈り取っておくと収穫作業がスムーズにできます。
里芋の保存方法は?
貯蔵用の里芋は収穫の時、親株からイモが外れないように丁寧に扱います。外れてしまうとその傷口から腐ってしまいます。畑に深く穴を掘り、10cmほど覆土すると冬越しが可能です。